カキツバタの育て方

カキツバタの育て方

カキツバタの育て方
●特性・用途
	多年草の抽水植物で、浅水中に生息する植物です。　　古くから様々な品種が存在し、四季咲きや斑入り葉などがあり、古典園芸植物の1つに数えられています。　花弁は3枚あり、楕円形で垂れているのが特徴。一季咲きの花は青紫色のものをつけます。
●アヤメ、ハナショウブとの違い
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタは見た目が似ていますが、見分けることができます。
●栽培方法　　　栽培カレンダー

	鉢や容器で栽培している場合は水が減ったらつぎ足します。地植えの場合は、浅目の水位の場所に植え込むなどして、カキツバタが水に深く沈まないように注意します。藻が発生したら手や道具(割りばしなど)を使って取り除きます。冬は水がなくても湿潤で乾燥しなければ問題ありませんが、水に浸けたままの管理が安全です。水の表面に氷が張る程度なら問題ありません。
	株元から5～10cmを目安に水位管理をしましょう。

	化成肥料を年2回　3月と9月に与えて下さい。 >>当社農場で使用している化成肥料はコチラ！<<

	日当たりと風通しのよい場所に置きます。夏は水温が上がるので半日陰で管理します。

	黄色くなって垂れた葉や、咲き終わった花がらなどはこまめに摘み取ります。

	アブラムシなどがつく場合があるので、オルトラン粒剤を株元にふりかけます。 (オルトラン粒剤は当ショップでは販売しておりません。)

●株の管理方法

ポット苗はすぐに植え付けをします。花が咲いていても植付けはできます。花が終わったら、花茎ごと切ってください。→
植え付け方
ポットから中身を抜き、根が詰まっていれば根鉢を軽くほぐします。根っこなどは切らなくてもよいです。田んぼの土か赤玉土で植え付けＯＫです。
		赤玉土植え替え時に肥料を少量与えます
		鉢プラスチック鉢や陶器鉢など、水が溜まればどんな種類の鉢でもよいです。



開花後は花がら摘みを行います。カキツバタは通常一つの苞(ほう)に2～3つほどの蕾をつけます。花がら摘みを行うことで見た目が美しくなり、また次の蕾がスムーズに出やすくなります。


株は何年も同じ場所で植わっていると根詰まりを起こします。 2～3年に1度は花が終わってからの5～6月に植え替えを行います。植え替えに使う土は田んぼの土か赤玉土で植え付けます。また、株を切り分ける株分けでも良いです。植え替えはそのまま一回り大きい鉢に植え替えるだけで大丈夫です。 >>杜若園芸の田んぼの土はこちら！ <<


2～3年に1度、花後の植え替えを兼ねて株分けを行いましょう。株が詰まりすぎると根詰まりなどを起こして生育不良になったり花が咲きにくくなったりします。

＜STEP１＞　株分けは2～3年の割合で行うことで、根詰まりを起こさず、茎が細くならず、花付きが良くなります。株分けは翌年の花付きを良くする為、必ず花の終わった直後に行います。　株を掘り出し土を落としてみると、株の外側に新芽を見つけることができます。芽の部分を切らないように分けます。　株数を増やすためであれば、1芽ずつに分ける事も出来ます。			↓
＜STEP２＞　古い根茎を切り取ります。残しておくと腐る原因になることがあります。　葉は半分くらいでカットし、根も半分くらいカットします。